精神科・心療内科でのキャリアアップにつながるスキル

現代はストレス社会といわれており、心をすり減らし、心の病を発症してしまう人は後を絶ちません。
そんな中、心の病の治療にあたる精神科・心療内科に携わりたいと考える看護師は少なくないでしょう。
そこでここでは、精神科・心療内科で働く看護師のキャリアアップの方法にフォーカスしてみました。

一般病棟の看護師がキャリアアップを目指す場合、資格取得で専門性を高め、ある分野のプロフェッショナルになる道のりを考えることが多いかと思います。
精神科・心療内科も同じく、資格取得によってキャリアアップを実現することが可能です。

まずおすすめの資格が、認知症看護認定看護師です。
認知症は精神科でも扱う疾患であり、高齢化とともにさらに患者数が増加することが考えられます。
その状況を考えても、将来性が高い資格であり、有資格者を欲しがる医療機関も多数あるでしょう。
認知症看護認定看護師になると、必然的に認知症看護のプロフェッショナルとしてチームの指揮を取ることになります。
認知症の分野を牽引してくれる存在は、医療機関にとって非常に頼れるものだといえるでしょう。

次におすすめなのが、日本精神科看護協会認定看護師です。
これは精神に関する疾患・症状を扱う分野で活躍する看護師であれば取得しておきたい資格です。
この資格を持つことで、うつ病看護や精神科訪問看護をはじめとする「10の領域」と呼ばれる専門分野を学び、現場において様々な課題を解決できるスキルを得ることが可能となります。
どちらも取得をするのに時間と労力が必要になりますが、その分、確実に仕事の質向上やキャリアアップにつながる資格といっても良いでしょう。